「とにかく安い中古車ください」←実は一番難しい注文です。車屋の本音
中古車屋をやっていると、こんなご相談をいただくことがあります。
「とにかく安い中古車ありませんか?」
あります。
安い中古車自体はあります。
でも、
「壊れない」
「年式も新しい」
「走行距離も少ない」
「サビもない」
「見た目もきれい」
「装備も充実」
「できれば人気車」
「そして安い」
ここまで条件が増えると……
それ、もう安くないです(笑)
今回は札幌で中古車販売・車検・整備を行う株式会社aristが、「安い中古車」について車屋側の本音を少しだけお話しします。
*安い中古車がダメなわけではありません*
最初に言っておくと、
安い中古車=悪い中古車
ではありません。
予算50万円で探す人もいれば、100万円、300万円で探す人もいます。
大切なのは予算ではなく、その予算の中で何を優先するかです。
安い中古車を買って、必要最低限の整備をしながら乗る。
これも全然アリです。
問題なのは、
「安いのに全部いい車」を探そうとすること。
中古車の価格には、それなりに理由があります。
*相場より安い車には、だいたい理由があります*
ネットで中古車を探していると、
「これだけ異常に安くない?」
という車を見つけることがあります。
もちろん販売店の企業努力で安い場合もあります。
でも中古車には相場があります。
同じ車種、同じような年式・走行距離なのに、その一台だけ極端に安い。
そんなとき車屋としては、
「安い!買いだ!」
より先に、
「なんで安いんだろう?」
と考えます。
修復歴なのか。
走行距離なのか。
サビなのか。
傷やへこみなのか。
装備なのか。
グレードなのか。
仕入れの事情なのか。
単純にお買い得な可能性もありますが、安さには理由がないか確認するクセをつけてほしいと思います。
*「50万円でいい車ありますか?」←あります。でも条件次第です*
たとえば予算50万円。
50万円でも中古車は探せます。
ただし、
「5年以内」
「5万km以下」
「4WD」
「人気車」
「サビなし」
「修復歴なし」
「ナビ付き」
「車検2年付き」
全部欲しいとなると、かなり難しくなります。
中古車探しは、ある意味条件の優先順位を決める作業です。
年式を少し古くする。
走行距離を少し増やす。
車種の候補を広げる。
色を限定しない。
こうすると、一気に選択肢が増えることがあります。
*走行距離10万kmというだけで候補から外すのも、もったいない*
「10万km超えてるからナシ!」
これも中古車選びではよくあります。
気持ちは分かります。
でも車屋からすると、
数字だけで切るのはちょっともったいない。
10万kmでもしっかり整備されている車はあります。
逆に5万kmでも、メンテナンス状態が良くない車はあります。
走行距離は重要ですが、それだけで車の状態が決まるわけではありません。
安い中古車を探すなら、こうした世間的に敬遠されやすい条件の中から状態の良い車を探すのも一つの方法です。
*北海道で「激安車」を買うならサビは見てください*
札幌・北海道で中古車を探す場合、これはかなり重要です。
下回りのサビ。
外装ピカピカ。
内装もきれい。
走行距離も少ない。
「めちゃくちゃいいじゃん!」
と思って下を見ると、
「あぁ……北海道だなぁ」
という車もあります。
冬場に使用される融雪剤などの影響で、北海道の車は下回りにサビや腐食が発生していることがあります。
特に安い中古車を探す場合でも、購入価格だけではなく下回りの状態は確認してほしいところです。
*安い車を買って修理代20万円。それ、本当に安かった?*
たとえば、
40万円の中古車A。
60万円の中古車B。
Aの方が20万円安いので、一見するとお得です。
でも購入後すぐに、
タイヤ交換8万円。
足回り修理7万円。
バッテリー交換2万円。
その他整備3万円。
合計20万円かかったら、結局60万円です。
もちろんこれは一例ですが、中古車では十分あり得る話です。
だから車屋としては、
「いくらで買えるか」より「買ったあとを含めていくらかかるか」
を考えてほしいんです。
*車屋が安い中古車を探すときに考えていること*
株式会社aristで中古車を探すときも、単純に価格が安い順に探しているわけではありません。
見るのは、
・年式
・走行距離
・車両状態
・修復歴
・整備状態
・サビや腐食
・相場
・今後の維持費
などです。
そして最終的に考えるのは、
「この車をこの金額で買う価値があるか?」
です。
これが中古車選びではかなり重要だと思っています。
*「安い車」より「お得な車」を探してほしい*
ここが今回一番伝えたいところです。
安い車と、お得な車は違います。
50万円で買って修理に30万円かかる車より、70万円で買って安心して乗れる車の方がお得かもしれません。
逆に、多少走行距離が多くても状態が良く、相場より安いならかなりお買い得な場合もあります。
だから、
「一番安い中古車を探してください」
より、
「この予算で一番条件のいい中古車を探してください」
と言ってもらった方が、車屋としてはいい提案がしやすいです。
*まとめ|中古車は「安さ選手権」をしない方がいい*
中古車を安く買いたい。
これは当然です。
チャッピーでも同じ金額なら安い方を選びます(笑)
でも中古車は一台一台状態が違います。
だから価格だけを並べて、
「一番安いやつが優勝!」
とはいきません。
大切なのは、
価格 × 状態 × 整備 × 今後の維持費
まで含めて考えること。
株式会社aristでは、
「予算○万円で探してほしい」
「できるだけ安く買いたい」
というご相談ももちろん大歓迎です。
その代わり、
安いだけの車ではなく、その予算の中で「買う価値がある車」を探します。
札幌で中古車をお探しの方は、お気軽に株式会社aristへご相談ください。
売るな!選ばれろ!
