「車検だけ通して!」←できます。でも本当にそれでいいですか?車屋の本音

車検のご相談で、たまに言われます。

「とりあえず車検だけ通して!」

気持ちはめちゃくちゃ分かります。

車検って、できれば安く済ませたいですよね。

タイヤも交換。

オイルも交換。

ブレーキも整備。

あれもこれも……

見積もりを見たら、

「いやいや、車検取るだけなのに高すぎない?」

ってなる。

でも車屋側からすると、ちょっとだけ言いたいことがあります。

車検に通ることと、安心して2年間乗れることは別の話です。

今回は札幌で車検・整備・中古車販売を行う株式会社aristが、「とりあえず車検だけ通す」ことについて本音でお話しします。

*そもそも車検って何を見てるの?*

車検は簡単にいうと、その車が検査時点で保安基準に適合しているかを確認するものです。

ここ、かなり重要です。

「この車はあと2年間絶対に壊れません!」

という検査ではありません。

車検に合格した次の日に故障する可能性だってゼロではありません。

だから、

車検に通る=どこも悪くない

ではないんです。

*「車検に通る最低限でお願いします」はできる?*

車の状態によりますが、車検に必要な部分を中心に整備するという考え方自体はあります。

まだ使用できる部品まで、何でも新品にする必要はありません。

車屋側から見ても、

「それ、本当に今回交換する必要ある?」

と思う整備が世の中に絶対ないとは言いません(笑)

だから見積もりを見て疑問に思ったら、

「これは車検に通すために必要ですか?」

「これはおすすめの交換ですか?」

と聞いてみてください。

ちゃんと理由を説明してくれるお店を選ぶことが大切です。

*でも「全部やらなくていい!」も違います*

ここからが車屋の本音です。

「車検に直接関係ないなら全部やらなくていいです!」

これもちょっと怖い。

たとえば今は基準を満たしていても、かなり消耗している部品があったとします。

車検には通る。

でも数か月後には交換が必要になる可能性が高い。

そんな状態なら、車検と一緒に交換してしまった方がいい場合もあります。

「通るかどうか」だけではなく「この先安心して使えるか」

まで考えるのが整備です。

*「前回の車検では何も言われなかった!」←2年前です*

これもたまにあります。

「前回の車検では大丈夫だったんだけど?」

はい。

前回は2年前です(笑)

車はその間にも走っています。

タイヤも減ります。

ブレーキも減ります。

オイルも劣化します。

サビも進みます。

前回問題がなかったから、今回も問題がないとは限りません。

むしろ車検は2年ごとなので、その間に状態が変化するのは普通です。

*車検代を安くした結果、あとから高くつくこともある*

たとえば予防整備を削って車検代を3万円安くできたとします。

それ自体は悪いことではありません。

でも半年後に故障して修理代が8万円かかったら、

「あのときやっておけばよかった……」

となるかもしれません。

もちろん逆もあります。

交換をおすすめされたけど、結果的にまだ長く使えたという部品もあるでしょう。

だから大事なのは、

交換する・しないではなく、状態を理解して自分で選ぶこと。

これだと思います。

*車検の見積もりが高かったら遠慮なく聞いてください*

車検の見積もりが15万円。

20万円。

場合によってはそれ以上。

金額だけ見たら、

「高っ!」

って思いますよね。

そんなときは遠慮なく、

「何でこんなにかかるんですか?」

と聞いてください。

むしろ聞いた方がいいです。

何にいくらかかっているのか。

今絶対必要なのはどれなのか。

今後でもいいものはどれなのか。

説明を聞けば、納得して整備するものと、今回は見送るものを判断できます。

*札幌の車検で怖いのは、やっぱりサビ*

北海道で車屋をやっていると、避けて通れないのが下回りのサビです。

外装はきれい。

走行距離も少ない。

エンジンも絶好調。

でも下を見ると、

「結構きてるな……」

ということがあります。

特に、

・マフラー
・足回り
・ブレーキ配管
・車体下部

など。

北海道では融雪剤などの影響もあるため、年式が古くなってきた車は下回りの状態もしっかり確認したいところです。

*20万円かけて車検を取る。その車、本当にあと2年乗りますか?*

これも車屋としては聞きたいところです。

たとえば古い車で、

車検+整備=25万円。

「まだ車検取れるなら取ります!」

もちろん、それも一つの選択です。

でも今後さらに修理が必要になりそうなら、

その25万円を次の車の購入費用に使う

という選択肢もあります。

車検が取れるから車検を取る。

ではなく、

この車にあといくら使う価値があるか?

まで考えてほしいと思います。

*車屋として一番困るのは「安くして。でも絶対壊れないようにして」*

ちょっと毒を吐きます(笑)

「車検は最低限で安くしてください。でも故障しないように完璧にしてください!」

これは、なかなか難しい注文です。

もちろん無駄な整備をする必要はありません。

でも安心して乗るために必要な整備には、どうしてもお金がかかります。

だからこそ、

予算と安全性のバランスを一緒に考える

のが車屋の仕事だと思っています。

*まとめ|「車検だけ通す」が悪いわけではありません*

車検を最低限の費用で通すこと自体が悪いわけではありません。

車の状態や、あと何年乗る予定なのかによっては、それが合理的な場合もあります。

ただし、

車検に通った=あと2年間安心

ではありません。

必要な整備。

今後必要になりそうな整備。

まだ様子を見てもいい整備。

それぞれを分けて考えることが大切です。

株式会社aristでは、

「とにかく車検を安くしたい」

「この整備、本当に必要?」

「車検を取るか乗り換えるか迷っている」

そんなご相談も大歓迎です。

全部交換させるのが正解とも思っていません。

全部削るのが正解とも思っていません。

その車と、その人にとって一番いい方法を考える。

それが一番だと思っています。

札幌で車検をご検討中の方は、お気軽に株式会社aristへご相談ください。

売るな!選ばれろ!